節約をするにしても、収入を増やすにしても、まずは自分の現在の家計状況を知ることが大切です。
「自分の家計状況なんて知らない」
「家計簿って意味あるの?」
「家計簿をどうやってつけたらいいか分からない」
「とりあえず家計簿はつけているけど、この後何をしたらいいか分からない」
こんな人はこの記事を読んで、まず家計簿をつけてください!
家計簿をつける能力は死ぬまで役立ち、必須の能力です

家計の状況なんて、大体は知っているけどはっきりとは分からないなぁ



そういう人がほとんどだと思うけど、一度しっかりと書き出してみましょう。具体的な数値化をしてみると行動がしやすくなるよ。節約の効果も実感できるからうれしくなるね!
家計簿をつける
「家計簿をつける」と聞くと何だか面倒に感じますが、何でもいいのでとにかく書き出してみることが大切です。「項目名」と「それに使用した金額」の2行で十分なので今すぐ始めてみましょう。
レシートは捨てずに取って置き、
「毎週〇〇曜日に家計簿をつける!」と決めておきましょう。
「いつか時間があるときに…」の『いつか』はいつまでたっても来ないので必ず曜日を決めましょう。(可能であれば毎日の方が習慣としてはGoodです)
家計簿の中身(項目)
実際の家計簿の項目は大分類として、①収入 ②支出(固定費) ③支出(変動費) ④支出(不定期)の4つに分類します。
・収入:アルバイト、仕送り、奨学金
・支出(固定費):家賃、スマホ代、授業料、ネット料金、サブスクサービス、積立投資
・支出(変動費):食費、水道光熱費、外食費、生活必需品費、交通費、医療費、娯楽費、交友費
・支出(不定期):1000円を超える出費、旅行費、就活費、ファッション費、必要経費
食費と生活必需品費は最悪まとめても大丈夫です。この2項目はスーパーやドラッグストアで一緒に購入することも多く、レシートを分けるのが面倒です。ここで家計簿をつけことを挫折するよりも、一緒になってもいいので継続することが大切です。
支出(不定期)に関しては、月々の支出に含めると割合が大きい項目を含むようにしてください。
例えば月の合計支出額20万円に対して、1万円の買い物は全体の5%にもなるため、その月の支出が大きく変わってしまいます。これでは月々の支出の比較が難しくなってしまいます。
不定期な支出は月々の支出とは別枠で管理して、年間額で確認しましょう。
家計簿の付け方
家計簿の付け方は、紙媒体でもエクセルでもアプリでも自分が続けられればなんでもOKです
それぞれの特徴を紹介します。
大切なのは
・すぐに始められて
・継続ができることです
ノート
パッと開けてお手軽ですが、計算が少し面倒です。
家計簿ノートを買わなくても、普通のノートでも十分です。
アプリやエクセルに比べると効率が悪いのであまりおすすめはしませんが
それでも、やらないよりは紙媒体でも始めることをおすすめします。
アプリ
スマホでいつでも手軽に入力ができます。
何かを購入したらその場で入力ができるので、レシートをとっておく必要もありません。
無料アプリならば「マネーフォワード ME」がおすすめです
銀行口座やクレジットカードとの連携もでき、一括管理できる点も便利です。
エクセル(パソコン)
パソコンを開くことが苦でなければ、おすすめはエクセルです。初回のセッティングさえ終えてしまえば、後は入力するだけで計算も自動でしてくれるので楽チンです。
ネット上で家計簿用のエクセルシートがいろいろあるのでそれを利用しても良いです。(※ウィルスチェックは必ずしてくださいね)
自分の思い通りにカスタマイズ・グラフ化もできるのでわかりやすいです。将来的に細かく管理したいと思ったときにも非常に便利です。
自分の現在の家計状況を知る


家計簿を1ヶ月、2か月と付けていくと徐々にデータが集まってくるのでそうしたら次は自分の家計状況の分析です。
家計簿から分かること
・収入と支出
・家計の問題点
・家計状況の推移
収入と支出を知る
まずは当然ながら収入と支出が分かります。
収支が分かるだけでも家計簿をつける意味は十分にあります。逆に言うと自分の収支が分かっていない人がほとんどな世の中、収支のが分かるだけでもあなたのマネーリテラシーは高いと言えます。
今後経済状況を豊かにするにあたり、収入と支出を知らなければ何も始まりません。
家計の問題点が分かる
家計の問題点を把握できます。問題点は改善する余地がある家計の余白ともなり得ます。
平均的な大学生の支出と比較するのもいいですが個人個人の状況によって、収支のバランスは変わってきます。
収入が少ない代わりに支出も少ない人。友達と遊ぶ交友費が多いけどその分アルバイトの収入が多い人。都市部では家賃の占めるウェイトが高く、地方では車に関する費用が必要な場合もあります。
それでも相場を知ることは大切なので一度大学生の家計状況の平均は確認しておきましょう。
家計状況の推移を追える
家計の管理は当然学生期間で終わりではなく、社会人になっても続きます。
長く続けることによって家計状況の推移を追えるようになり。家計が悪い方向に進んでいる時は、家計簿で家計が数値化されているため目に見えない不安に怯えず冷静に対処することができます。家計が好転した時には達成感を感じることもできます。
家計の管理は死ぬまで役に立つ能力、かつ経済的に豊かになるためには必須の能力です。
そのために家計簿をつける習慣がとても大切になります。
社会人になってから家計簿をつけ始めるのも当然可能ですが、習慣にするのはなかなか根気がいります。
時間がある学生のうちに身に付けておいて損は無い能力だと思うので、ぜひ習慣に取り入れてください。
家計状況を把握したらやるべきこと
どうですか?自分が何に対してお金を使い過ぎているのかわかりましたか?
これをもとに節約するべきところを考えていきましょう。
固定費を見直す
節約をしようとすると食費などの変動費に目が行きがちですが、実は一人暮らしでは食費などの変動費の節約は労力の割に効果はあまり得られません。
一方で固定費を減らすことは、始めの変更が手間かもしれませんが、一度減らしてしまえば半永久的に効果が得られるので費用対効果(コスパ)はとても高いです。
浪費を減らす
食費は生活に必要な消費(価格=価値)である一方で、必要以上の外食費や高すぎる交友費は浪費(価格<価値)は削減の対象です。
しかし「浪費こそ人生である」と言うように、「食費を削ってでも趣味の費用に充てるぜ」や「友達との時間はかけがえのないものだから友達とのカフェ代は削れないわ」という考えも尊重するべきだと思います。
浪費の削減に関してはその人の価値観が反映されるべきだと思うので、ストレスにならない範囲内の削減で十分です。しかしその場合、家計の観点から見たら浪費は「価格<価値」であることは認識しておいてください。
投資を見直す
固定費を見直し、浪費を減らして、家計に余裕が出てきたら投資に係る費用を増やしてみてはいかがでしょうか?
投資とは株や投資信託のことだけではなく、
・自己投資のための書籍代
・健康な体作りのためのスポーツ費
・丈夫な歯を維持するためのオーラルケア費
などです。
もちろんつみたてNISAを使った資産運用に投資することも大切です。
家計簿をつける最たる意味は、浪費を減らして、投資を増やすことと言っても過言ではありません。
まとめ
・自分の家計状況、問題点を把握する
・家計簿をつける習慣を身に付ける



1日1食で過ごして食費を1万円以内に抑えられたけどめまいが…



ストレスで体を悪くするようなやり方は×。
何事もバランスが大切。家計簿は収支のバランスを知るためのツールだよ
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